凡  例

一、『全国木簡出土遺跡・報告書綜覧』(以下、本書と称する)は、全国の木簡出土遺跡とその報告書等の刊行情報を集成するものである。
一、本書は、2002年末までに公表された木簡出土遺跡を収録対象としたが、それ以降に公表された遺跡についても管見の限り掲載した。
一、本書の掲載内容は、次の項目である。
    遺跡名〔ふりがな〕  所在地(市区・郡町村名)
      遺跡(出土木簡)の時代・遺跡の種類  調査期間  出土点数  調査機関
    о編集発行機関名  『報告書等名』           出版年(西暦)
    о著者名      「論文名」(『木簡研究』掲載号数) 出版年(西暦)
一、遺跡名は原則として調査機関の付した名称により、遺跡の排列は都道府県・市区町村コード順、調査期間の古い順とした。同一の遺跡が複数の市町村にまたがって存在する場合は、調査地の所在地にかかわらず、その遺跡において最初に木簡が出土した市区町村に排列した。同一遺跡から複数次数の調査で木簡が出土している場合は、発掘次数別による掲載を原則としたが、一項目に統一した場合もある。
一、遺跡名、調査期間、木簡出土点数などのデータは、最新の報告書等に拠るよう努めた。
一、遺跡の所在地は、2003年12月現在のもので排列した。
一、遺跡の時代・遺跡の種類は、報告書等および木簡学会編『木簡研究』に基づくが、適宜統一をはかり、あるいはその後の知見によりあらためた場合がある。
一、調査機関名のうち財団法人・宗教法人などは省略に従い、埋蔵文化財は埋文、教育委員会は教委など、適宜略称を用いた場合がある。
一、調査期間のうち戦後のものは次の如く略記した。 (例) 1999年12月〜2000年1月→99.12‐00.1
一、本書が収録の対象とした報告書等は、各調査機関の発行する遺跡の調査報告書・概報・略報の類を基本とするが、一部年報・紀要等の刊行物も含む場合がある。加えて、参照の便に鑑み、次の文献は報告書等に準じて掲載対象とした。
    奈良国立文化財研究所『木簡研究集会記録 第1回〜第3回』(1976〜79年)
    木簡学会編『木簡研究』創刊号〜25号(1979年〜2003年)
 (『木簡研究』未掲載の遺跡は、ふりがなの後に「※」を付した)
    木簡学会編『日本古代木簡選』(岩波書店、1990年)
    沖森卓也・佐藤信編『上代木簡資料集成』(おうふう(桜楓社)、1994年)
    木簡学会編『日本古代木簡集成』(東京大学出版会、2003年)
 自治体史の類は原則として収録の対象としないが、報告書が未刊の場合や釈文の訂正がある場合管見の限りで収録したものもある。また、正報告が刊行されている場合には、それ以前に刊行された年報・紀要などの掲載を省略した場合がある。
一、本書に掲載される木簡出土遺跡及び報告書等のデータは、寺崎保広「木簡出土遺跡一覧」「木簡出土遺跡報告書等目録」(『木簡研究』10号、1988年)を参照し、その後に公表された情報を蒐集したものである。原則として刊行報告書に拠るが、別掲の方々から寄せられた多くの情報を併せている。協力者各位のご好意に心からお礼申し上げる次第である。
一、本書は、奈良文化財研究所(平城宮跡発掘調査部史料調査室)と木簡学会が協力して作成したもので、奈良文化財研究所埋蔵文化財センター『埋文ニュース』第114号及び、木簡学会発行『全国木簡出土遺跡・報告書綜覧』としてそれぞれ刊行するものである。本書のデータ入力には、中岡泰子・南島真理子両氏の、編集に際して小池綾子、芝華恵、服部源憲、松本大輔各氏の助力を得た。
一、本書の編集は、山本崇(奈良文化財研究所)と寺崎保広(奈良大学・木簡学会委員)が行い、掲載した出土情報の蒐集・データの確認作業は山本が担当した。
一、本書は、科学研究費補助金基盤研究(S)「推論機能を有する木簡など出土文字資料の文字自動認識システムの開発」(研究代表者・渡辺晃宏)の成果を盛り込んでいる。
一、近年における木簡出土遺跡・出土点数の増加状況に鑑みるならば、なお遺漏も多いと思われる。諸賢のご批正、さらなる情報提供を得て、より完全なものを目指した増補を続ける所存である。お気づきの点は、下記までご一報いただければ幸いである。


連絡先
〒630-8577 奈良市二条町2-9-1
奈良文化財研究所平城宮跡発掘調査部史料調査室
Tel 0742-30-6837  Fax 0742-30-6830
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